CUTE-BOXの使命
「モナコの見本市はどんな感想を持ちましたか?」
「こりゃー日本じゃ通じないね。」
「何をいってるのですか?」
「フランスもイタリアもブランド、ブランド何て言ってさ。モナコだって、世界の金持ちが集まって何だかんだって、こんなカネのかかったパッケージなんて、日本じゃ受け入れられないよ!」
「あなたは本気で言ってるのですか?」
「思った事を言ってるだけだよ。」
「あなたの考え方は間違っていますよ!」
「何が間違ってるっていうの?」
「あなたは自分の買うものは高いもの買いますか?高いパッケージに入ったもの欲しいですか?」
「そんなもの要らないよ。だから日本じゃ通じないって言ってるじゃないの。」
「私だって自分のものを買う時は高いものなんて要りません。安 いほうが良いに決まってる。パッケージなんて要らない。」
「だけど考えてみてくださいよ。あなたは自分の大切なヒト、大事なヒトに何かプレゼントするなら「誰よりも良いもの」「何よりも良いもの」をプレゼントしたいと思わないのですか?」
「あなたは喜んでくれるヒトの顔を想像しないのですか?どうな んですか?」
「そうやって言われると、そりゃそうだね。すまなかったね。僕の考えが間違っていたよ。」
「そうでしょ?わかれば良いのです。」
自分の大切なヒト、大事なヒトにプレゼントするなら・・・通訳さんのその言葉で私たちはモノヅクリの何たるかを改めて振り返り、
現在の「喜んでもらう、好きになってもらえる」パッケージへの取り組みに至りました。